2010年5月15日土曜日

「まずは目標を設定,SWOT分析」 第1回松島俯瞰経営塾①

課題
日本のSWOT分析をせよ.

SWOT分析
=Strength Weakness Opportunity Threat


の四つに分類・整理し、マトリクス表にまとめる.
このようにすることで,
問題点の整理・共有化がしやすくなる.

しかし,例えば今回の課題でいきなり
「ブレーンストーミングし,その結果をSWOTに埋めていく」

これは一番やってはいけないことである.

また,いきなり
「日本のSWOT分析をする」
も同様にNG.なぜか?

まず,SWOT分析を使うときに前提になるのが,
「目標を設定すること」

たとえば,日本のSWOT分析をする際に,
いきなり日本のSWOTを行うのではなく,
「一人あたりの生産性をあげる」
といった目標を達成するためのSWOT分析を行うのである.

日本の人口の縮小は一見Threatにしたくなるが,
一人あたりの生産性をあげること目標とした場合,
日本人口の縮小はOpportunityになる.
このように目標設定をどのように定めるかは,よく考える必要がある.

また,SWOT分析は認識によって変わってくるため,
ある程度の社会に関する情報量がないとダメである.
つまり普段からの情報インプットが欠かせないのだ.

使いこなすのはなかなか難しいが,
SWOT分析
=頭が整理できるいい分析手法
なので,ぜひ身に着けておきたい.

2010年5月14日金曜日

「100人中成功する2人になるためには」 第3回アントプレナー道場② 出雲充社長(株式会社ユーグレナ)

「企業で成功するのは100人中2人だけ」
でも必ず成功することができる方法があると言う.
それは2つある.

1つ目
「1万時間やる」
ことである.

しかし,
「100人中98人が1万時間やる前に諦めてしまう」のだ.

1万時間を2,5,10年でやるには
2年:10,000h / 2yrs × 365day = 13.7h/day
5年:10,000h / 5yrs × 365day = 5.4h/day
10年:10,000h / 10yrs × 365day = 2.7h/day

つまり
毎日2.7時間!!
やって,
10年後にやっとその分野で成功することができるということになる.
それくらいやらなければ,成功はできない.

2つ目
「ナンバーワンを目指す」
ことである.

日本一の山は?
日本一の湖は?
日本一の川は?


おそらく誰でも答えられる.

では,
日本二の山は?
日本二の湖は?
日本二の川は?


…。
二番は誰も知らないことが多い.

だから,本当にその分野で一番になりたいか?
もし思ってもないなら,
少なくともアントレプレナーはやめたほうがいいということだ.

2010年5月12日水曜日

「情熱と希望とミドリムシ」 第3回アントプレナー道場① 出雲充社長(株式会社ユーグレナ)

「ミドリムシが世界を救う」を題して,株式会社ユーグレナの出雲充社長の講演があった.

ユーグレナ(和名:ミドリムシ)とは、微生物(微細藻類)の学名である.

簡単に言うとこの会社はミドリムシが
人間が生活するのに必要な栄養素のほぼ全てをバランス良く含んでいることに着目し,
ミドリムシに関する研究・開発・製造・販売を展開しているのである.

しかも,このミドリムシを使って,
■食糧問題の解決
■地球温暖化に歯止め
■宇宙食としての可能性


の実現を目指していると言うからすごい.

世の中の問題に向き合って,解決しようと働いている人って,
ものすごく輝いてみえる.

公演中も出雲さんの熱い想いが伝わってきた.
もちろんここに至るまで,
果てしない努力と苦労があったと思うが,
「夢と情熱のある人に人は惹きつけられる」
自分が出雲さんと同じ年になる8年後,
夢と情熱をもって周りに語り,働いていたいと思う.


株式会社ユーグレナ
http://www.euglena.jp/

2010年5月11日火曜日

「自己紹介の作文を書いたことはあるか?」 第1回松島ゼミ2010俯瞰経営学③

授業の最後に今年度の受講生による1分間の自己紹介自己紹介があった.
あらかじめ課題として,
自己紹介を400字で作文してくるようにと言われていたので,
みな比較的にしゃべれてはいた.

しかし,本当に作文してきたのか?考えてきたのか?練習してきたいのか?
そもそも,
「なぜ自己紹介が大切か,わかっているのか?」


先生から厳しい指摘があった.

「なぜ自己紹介が大切か」
自己紹介は自分をアピールできる唯一といっていいチャンスなのである.

なのに,多くの人は
「さらっと流して終わらせてしまう」
これは非常にもったいないことである.

相手に自分のことをわかってもらいたくはないのか?
「自分の魅力を知ってもらう,好きになってもらう」
そのために自己紹介があるのだ.

では,いい自己紹介をするにはどうすればいいのか.
それは,
「自己紹介の作文をしてくる」
自己紹介を作文してくる理由には二つある.


①アピールできる余裕をもつため
「作文しながら話す」のはとても難しいことだ.
作文に集中していると,ジェスチャー,しゃべり方,姿勢に集中できない
したがってはじめから作文を書き,準備することによって,
気持ちに余裕ができ,ジェスチャー,しゃべり方,姿勢に集中ができ,
よいより自己紹介になるのである.

聞くときは,作業が分離できない.
しかし,話すときは作業が分離できるのである.

②頭脳処理中「えー」の回避
多くの人が「えー」とついつい言ってしまう.

「えー」は絶対言わないこと.
特に自己紹介では,印象も悪い上に,
頭で作文をしていることを周りに明らかにしている.
これを避けるためには作文してくるしかない.

「自己紹介は将来,何千回もやることになる」

更新がもちろんする必要があるが,
そんなに変わるわけではないはずだ.
だからこそ,一度時間をかけて自己紹介の作文をし,
準備すべきなのではないか.

「日本がかかえる2つの課題」 第1回松島ゼミ2010俯瞰経営学②

日本の課題はなんだろうか.
授業では2つあげられた.

まず一つあげられるのが,
「時代に同期できていない」
ことである.

たとえば,今の時代は情報革命の時代であり,
当然情報革命についていかなければならない.
しかし,会社によってはいまだに旧型のパソコンなどを使用し,
その処理能力の遅さに多くのタイムロスしていたりする.

またもう一つに
「出来ることすら出来てない」

変われない,出来ない
などを理由を語るのが習慣になっている人があまりにも多いという.

特に日本人に多くみられるのが,
「先回り心配性ウィルス」これを抑える必要がある.

その対処法として,先生が実施していたいのが
「「NO」と言わない.言ったら罰金1000円」ということだ.
こうでもしないとみなすぐにNOと言ってしまう.

あなたは,最新のITについていっていますか.
ついNOとすぐに言ってしまってないだろうか.

2010年5月10日月曜日

「TMI名物授業,俯瞰経営学復活」 Intro松島ゼミ2010俯瞰経営ゼミ

「俯瞰経営学」がはじまった.

この俯瞰経営学は,TMIで最も有名と言ってよく,
多くのTMIの先輩方は
「この授業があってこそのTMIである」など,
名物授業と言われていた.

しかし,残念ながら担当教員の松島先生が退官されたことにより,
2年前を最後に終了してしまったのだ.
すでに終了していたことは先輩方の過去のブログからわかっていたため,
ものすごく残念に思っていた.

だが,僕たちの一つ上の先輩の熱意により,
去年から松島先生に再び大学に来ていただき,
自主的な形式で授業が復活したのである.

ただし,授業ではないので単位はもらえない.
また後期に「俯瞰経営学」という名の別の教員による授業があるので,

名称は
「松島俯瞰経営塾」ということになっている.

まさか名物授業である「俯瞰経営」を受けることができるとは,
思ってもいなかったので,ものすごく嬉しい.

その一方で,過去に受講していた先輩方に共通して聞くのが,
「TMIで一番大変であり,辛い授業である」
ということ.

毎週,担当企業分析のプレゼンをグループで行い,
最後にその日に一番よかった班にみんなで投票し,順位をつける.

過去はそれで授業の成績がついていたのだが,
今は単位にならない.
したがって,前期の最後に集計結果で一番投票が多かった班は,
先生とのご食事が一回できるということである.

いったいどのような授業が展開されるのか,
課題が多くて大変かもしれないが,
この名物授業からできるだけ多くのことを学びたいと思う.

2010年5月9日日曜日

「遅刻をする=損をする」 第2回アントプレナーシップ論

さっそく,今後一緒になるチームが発表された.
結果,僕は1班になった.
班のメンバー僕入れて6名

早稲田商学部3年
東大農学部3年
東大修士課程知能機械情報学専攻1年
東大修士課程技術経営戦略学専攻1年
東大修士課程化学専攻2年
東大博士課程応用生命化学専攻3年

6人中5名が東大の理系男.
班分けの際に,比較的集まりやすいように,
大学が同じ人同士が一緒になるようにした結果,
このようになったといわれた.
他にも,教育班や光触媒班など.
全部で大きく5つの班に分かれた.

しかし,例年班が崩壊したり,消滅したり,分裂する
と言われているし,
なぜか,ぜひそうなってもらいたいと言われた.
そういった問題を乗り越えた班こそ,
真のアントプレナーになれる人材なのかもしれない.

果たして,三か月後には,
どのような班による,
どのような発表が
行われるのだろうか.

どのような事業をするか決まっていない僕たちの班も,
同じメンバーで三か月間,
優勝を目指して頑張っていきたいと思う.


さて,基本的に自由なアントレナーシップ論だが,
とにかく
「遅刻」
に対して厳しい.

社会人にとって遅刻は論外なことなので,
そういった社会の厳しさを取り込んでいるのかもしれない.
それに加え,多くの班が卒業してきたなかで,
遅刻が多い班は解散に至る場合が多いということなのかもしれない.

では,みんなが悩む「遅刻」
どうすれば無くすことができるのか.


まず遅刻をする最も多い原因が,
「自分がいなくてもいいと思うこと」
であるという.

つまり遅刻をなくすには,
「自分がいなくてはならないことをやる」
でのある.

でも,これは「欠席」を無くす処方としては適切であり,
遅刻にはあまり当てはまらないと思う.

結局,
「遅刻する人」=「無責任な人」

せっかくある時間に待ち合わせをするのに,
自分の悪い印象が相手に残る.
それに加え,自分もイライラや気遣いなどで疲れる.
(全くそう思わない人もいるが…)

つまり遅刻は損だけなのである.
最近,MTGにギリギリだったり,5分遅刻で到着する自分がいる.
もっと余裕をもって行動しなくては.