2010年4月23日金曜日

「自らが勝ち馬になれ」 第1回アントプレナー道場

水越 豊氏(ボストン コンサルティング グループ:BCG 日本代表)
を講演者として迎えた.


いままで日本は右肩上がりの成長だった.
国・企業・従業員がお互いにWin-winの関係であり,
幸せのトライアングを作っていた時代.
しかし,この関係は壊れてしまった.
そして,もうこのような時代がくることはない.
少なくとも昔のように大前提になることは考えにくいという.
なぜなら日本の人口が縮小していて,
世界的にみて魅力的なマーケットでなくなってきているからだ.
 こんな時代なのに,今の若い人は意外にメンタイリティが弱い.
みな昔と同じように

「勝ち馬に乗る」

という発想でいる.
つまり,いまどの企業が一番人気か?どの企業が一番安全か?
 どこが勝ち馬か探し,乗ろうとしている。
しかし,このような発想は今の時代ではもう通用しない.
では,どうするか?

「自らが勝ち馬になる」
のである.

自分が勝ち馬でいられるように,
日頃から問題意識を持ち,
自分を磨くのである.

BCGの日本代表として,
数多くのトップ頭脳をもつ部下を管理するのに,

① どの社員からも学びたいと思っている
② 自分がスゴ技を見せられるように,プレッシャーをもつこと



を心掛けているとのことだ.
あなたは現在,
「勝ち馬に乗ろうとしていませんか?」

2010年4月22日木曜日

「学生発ベンチャーが日本を元気にする?」 第1回アントプレナー道場

スタンフォード大学の収入の3割は
基金など投資収入である.

その額は
2009年は$700万

この額の多くは学生発ベンチャーからの寄付であるという.
つまり,お世話になった母校スタンフォード大学に対する感謝の想いなのだ.

そして,大学の収入となったこの資金は再び学生発ベンチャーの育成に使われる.
このサイクルによってより多くの学生発ベンチーが育っていくということである.
スタンフォードからはGoogle,Yahoo,eBayなど,
今の世界を大きく動かす会社になった学生発ベンチャーが多い.
今,東大はこれと同じような仕組みを作ろうとしている.
少しずつ東大発ベンチャーもできているらしく,

また東京大学付属のベンチャーキャピタル・ファンドも設立している.
まだまだ道のりは遠いが,
事業化産学連携本部の各務さんのこの仕組みを実現化することに対しての想いは,
本当に熱いものであった.
「学生発ベンチャーが日本を元気にする」
時代が近いうちにくるのかもしれない.

さて,東大がやろうとしている起業・大学発ベンチャー支援.
その一つとして学生起業家育成プログラムの
「東京大学アントプレナー道場」
公式ホームページはこちらがある.

これは,半年間通してのビジネスプラン・コンテストを目指す教育プログラムで,
今年2010年度で6期目を迎える.

「ビジネスはアウトプットしないと身に付かない」

授業とはまた一味違うこの道場にも参加するつもりだ.
今後,その紹介もできればいいと思う.

2010年4月18日日曜日

「これからはビジネスだけでなくデザインも必要な時代」 春のシンポジウム Aalto大学×東京大学i.school

東京大学では去年の9月から新たな試みとして,
「イノベーションの学校」東京大学i.school
をはじめたということだ.

画期的な価値を生み出す新しい変化,
つまり「イノベーション」を起こす人材を育成し,世に送り出すこと.
年に数回行われるワークショッププロジェクトによって,
学生にイノベーション教育していこうということみたいだ.

その最初のシンポジウム

春のシンポジウム Aalto大学×東京大学i.school
デザインとイノベーションを、「かけ算」で学ぶ。


に早速いってきた.(4月10日)
スピーカー:Perter McGrory,紺野登,堀井秀之
僕の理解では,これからは

Art
Business
Technology

の3つの分野が融合することによって,
新たなイノベーションが生まれることになる.

また,イノベーションが起こせない会社
=しばりが多い会社(日本に多い)

特に,28歳まで意見が言えない企業では,
イノベーションは起こらないという.

こうした企業は今後新たなプラットフォームで,
学生と一緒にプロジェクトをやり,イノベーションを起こしていく.
ということなのかな.


どうしたらイノベーションが生まれる環境ができるのか.
デザインとイノベーションの関係について,学びについて.
僕はよく理解ができなかった.

ワークショップに参加してみるのがベストだと思う.

東京大学i.schoolのそもそもの話しのもとは,
スタンフォードが行っているd.schoolのように,
異領域の人達が集まることで,イノベーションを引き起こしていこう.
ということなのか.

このd.schoolでは,特に将来経営者を志望している学生が多く学んでいるとか.

「今後はMBAのようなビジナススキルだけでなく,
デザインスキルも持たなければ,
時代を変えるイノベーションは起こせないのかもしれない.」


そういえば,早稲田も今年から大学院に「経営デザイン」という名の専攻を作った.
これからの時代の流れとして

「デザイン」と「イノベーション」
がキーワードになってくるのかもしれない.