2010年4月12日月曜日

技術経営戦略学基礎(ブートキャンプ)の授業メモ③

4月8日(木)
2限:社会と技術
技術経営戦略ってなに?
・技術経営(MOT)は実務に近く,現場サイドの要求が強く,アカデミックな分野として成立させるのは困難.
・実務に近いため,現場を知らないと学ぶことは難しい.
・したがって,国の視点から技術の戦略を考える必要がある.そのため,この専攻名に「戦略学」が含まれている.
・技術とは「知識の蓄積と活用」
・生産性が高くしていくと,国として成立しなくなる.ドバイなどの小国は例外.
・「生産性が高くなる=人を切ること」を意味する.
・日本は外からみると儲かっている.でも,国内は不景気という変なことが起きている.
・知識集約型=創造性に価値がある
・日本のように人口が減少している国で生き残るには,付加価値が高いものをやらないといけない.
・コストをかける=セキュリティがある.
・従来:役に立つ物ができる=付加価値がつく
 現在:役に立って当たり前=付加価値がつかない
・メーカは差別化したいが,もはやマーケットをコントロールできない.
・経営は勉強では身に付かない.
・2番手戦略が通用しない時代.Winner takes all.
・「マスコミは嘘はつかないが,必要なことも言わない.」素人の僕たちは気をつける必要がある.
・仕組みによる無意識の社会貢献が必要

3,4,5限:環境・エネルギー学入門
・我々のやるべきこと
① 日本における再生可能エネルギーの導入量の最適化
② コストパフォーマンスに優れたオリジナル政策の立案
③ これらの裏付けデータ調査とシミュレーション
④ 政策に制御工学・システムダイナミックス・均衡理論を取りこんで社会に貢献していく

4月9日(金)
2限:財務会計の概念
・「収益」「費用」「資産」「負債」「資本」の5つが重要
・B/Sから利益の算出について

3限:知的財産学入門
・企業のIntangible assetは80%を占める.
・知的財産+ビジネスモデル=企業競争力
・日本はたくさん特許があるけど,ビジネスモデルにつながっていない.

4,5限:企業経営論/技術経営論
・共通の言葉(経営語)を知っていることが重要
・日本のR&D/GDP は3.5%
・日本は科学技術立国と呼ばれているが,特定の分野に対する投資に偏っているため,必ずしもそうではない。

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