2010年6月27日日曜日

TMI研究室配属決め

6月もあとわずかとなってしまった.
最近の大学院生活について少し書こうと思う.

周囲は今サマーインターンのESラッシュ.
外資金融,外資投資銀行,そして外資コンサル.
6月締切の企業が多いため,今がESのピークとなっている.
おそらく来月はテスト&面接ラッシュになるのだろう.

そしてここ数週間はTMIにおける大事な行事があった.
「研究室配属決め」だ.

3週間前から研究室やゼミ訪問期間がはじまり,
先週の水曜日についに研究室希望届けの提出があった.

TMIは大学院には珍しく,出願・入学時に研究室配属の希望はとらず,
大学に入ってからこの時期(6月中旬)に自分の研究室希望を提出し,
研究室に7月上旬まで全員が配属される.
したがって,ある程度どういった研究室があるのか見たりできて,
学生としては嬉しいシステムになっている.
反面,研究に着手する期間が遅れるので,後期からはまた忙しいくなる.

今年は約30名の同期在籍しており,
一つの研究室が募集する枠は最大3名までとなっている.
留学生は若干別枠があったりしするが,
それでもやはり人気の研究室には人が集まる.

結果的に全員が自分の希望した研究室にはいくことができない可能性がある.
といった厳しい現実があったいるする.

明日,その配属が発表される.
なんとか自分は第一志望で配属が決まってもらいたい.

2010年6月24日木曜日

「目標を持ってそこに向かっていくいくとき,人は輝く.」 日本代表岡田監督

「目標を持ってそこに向かっていくいくとき,人は輝く.」

いま,盛り上がっているワールカップサッカーの日本代表の岡田監督が述べたことだ.
岡田監督は,日本代表をベスト4に導くという目標をたてた.

だが,ワールカップ直前に連敗し,
日本のメディアだけでなく世界にまで,
その目標があまりにも無謀であり,夢物語だと批判された.

しかし,そんな逆境のなかでも岡田監督は決してあきらめず,
自分を信じ,チームを信じ,監督としての仕事をやってきたのだ.

「高い目標を持つこと.」
そして,それを
「周囲に宣言すること.」

おそらくこれほど勇気がいることはないと思う.
人は高い目標を作って周囲に宣言することを躊躇してしまうことが多い.
それは達成できなかったときに,周囲に叩かれる恐れがあるからだ.

一方で,高い目標を決め,周囲に宣言するほどの,度胸と勇気がなければ,
本当に大きなことを達成することができないのではないか.

岡田監督が今回のW杯を通して今の日本の若者に伝えたいメッセージがある.

『便利,快適,安全になり,今の日本社会は人間が家畜化している.そんななかでスポーツだからできることがあるのはず.目標を持ってそこに向かっていくいくとき,人は輝く.ピッチで恐れることなく堂々とプレーする選手が見たい.今の若者は覇気がないと言われるけど捨てたものじゃない.』

僕たち若者も岡田監督のように,
「度胸と勇気を持って,高い目標をかかげ,周囲に宣言し,目標に向かっていくべきである.」

参考文献
朝日新聞6月23日夕刊

2010年5月30日日曜日

「新規事業案を立案するには」 アントプレナーシップ論

「どうやったら新規事業を立案できるようになるか?」
IT会社の新規事業の室長を務める方が,
現在も新事業を手がけているフロンティアであることから,
「新規事業の立案」についての講義をしていただいた.

◇新規事業案の形態(1)既存事業の派生
(2)既存事業い依存しないゼロベース(単なる企画は新規事業でない)
(3)起業

◇新規事業の参入条件
(1)事業規模
(2)その領域でナンバーワンになれるか?
(3)その事業をやりたくてたまらないか奴がいるか?
特に(3)が大事だという.
やりたくてたまらないぐらいの想いがないと新規事業案は成功しない.

◇新規事業案作成のプロセス
①ブレスト調査
②参入市場猟奇の調査
③事業モデルの仮説だし
④事業モデル詳細・設計の検証確認
⑤実行

◇新規事業をやりたい人へ
①LaborよりWorker意識になれる
②最低限の道具として,ロジカルシンキングを習得
③常に本質は何かを考えて優先度をつける
④世の中に不満を持つ・敵を作る。野望をもつ(戦国時代の意識)

新規と言うと,自分の決めた好きな事業にお金を使えるということで
華やかに感じるかもしれないが,
プレッシャーも相当のものだという.
しかし,それだけやりがいというものある.

新規事業案の事業ネタは
「世の中に不満をもつ」の意識をもって毎日生活することがなにより大事だということだ.

当たり前ではあるが,意識しないと人間は現状に満足してしまう.
一度満足してしまったら思考停止になり,新しい事業案は生まれない.

僕たちの班も,
いま新規事業案の事業をなににするかで行き詰ってしまっている.
さっそく今回での講義を活かさなければ.

「成長とはなにか?」 企業戦略論①

「企業戦略論」では,
全社戦略,および個別の事業戦略・機能戦略とはどういうものなのか
理解することを目的に,企業戦略の基本的な考え方,
戦略策定の手法,企業における戦略の事例を紹介する授業だ.

今回の授業のテーマは,「成長戦略」
なぜ企業は成長しなくてはいけないのか?縮小ではだめなのか?
そもそも成長って是なのか?


「成長」における考え方,
・Growth Ambition matters
Long-term value creation is a "Grow or Go" proposition - there is no middle way

・Direction matters
Growth is about where you compete not just how you compete

今後,ますます成長戦略が重要になってくる.
なぜか?

ここに面白いデータがある.
過去の世界中の戦力に差がある者同士の戦争を分析した結果,

強い人達が勝った確率 72%
弱い人達が勝った確率 28%

ここでお互いが同じ戦略をとった場合

強い人達が勝った確率 78% +6% 
弱い人達が勝った確率 22% -6%

同じ戦力をとった場合,
弱い人たちはさらに負ける.


一方で違う戦略でを戦った場合

強い人達が勝った確率 36% -36%
弱い人達が勝った確率 64% +36%
つまり違う戦力をとった場合,
弱い人達の方が勝つ確率が高くなる.

だからこそ弱い人達は,
「己の構造的弱みを,己の構造的強みに変える.」
成長戦略を考える重要性がある.

2010年5月26日水曜日

「コンサルティングの解決プロセス」 第4回イノベーションケーススタディ

今回の課題はコンサルティングにとても近いものだったということだ.
では,どのように近いのか?

◇課題
これからのコミュニケーション産業は何を研究すべきか?
あなたがNTTの社長だったなにを研究せよというか?

このような課題に対してコンサルタントは以下のプロセスをとるという.

consultantprocess

①Analysis
まずPC・インターネット・ユーザや書籍から情報を収集し,分析する.
ここではまだ情報は雲のような状態で,バラバラである.

②Structuring 
分析した雲のような情報を問題を解決するの必要なものに組み立てる.

③Solution
組み立てた情報のうち,今回の問題にもっともクリティカルなもの(的の中心)を選択する.

④Resolution
ここまでの過程で作り上げたものは必ずしも,当事者にとって最適な解というわけではない.
「事件は会議室で起きてるんじゃない.現場で起きてるんだ!
のように,今回作り上げた提案が,当事者の状況にすんなり受け入れられるわけではない.
当事者の状況を踏まえた提案になるように,噛み砕き,再構築する必要がある.

⑤Communication
最後に再構築した提案を,当事者に伝えるコミュニケショーンスキルが必要になる.
いくら提案がよくても,受け入れてもらわなけれな意味仮がない.
そのためには高いコミュニケーション能力も必要だ.

さて,今回の課題も上記のようなプロセスを行うことができるという意味で,
コンサルティングにとても近いものだった.
といいつつも,やってみると難しい….

もちろん,①~⑤まで簡単にできることではない.
しかし,こういったプロセスを班全員が頭に入れておくことで,
より問題解決がスムーズに進むツールになるのではないだろうか.

2010年5月23日日曜日

「俯瞰は準備がきつい」 第2回松島俯瞰経営塾

第2回は会計・経理についてだ.

◇課題
ITの3社のP/L,B/S比較評価を行う.
組み合わせは研究対象5社から.
この選択で見え方も差異が出る.
また、同じ組み合わせでも,
情報収集と分析,そして編集力の差で,差異が出る.

毎回課題を一週間の期間で,
15分の発表ができる状態に仕上げなくてはならない.
今回は前回の授業が変則的に日曜に行われたため,
たった5日間の期間しかなかった.

というわけで,
前日は全班が大学で徹夜してる異様な風景に….
朝まで煌々と光る2号館9階

先輩方が言っていた俯瞰経営学のきつさというのが
少しわかった気がする.
今後もこの厳しさ続くみたい…次回はマーケティング.

「経営者の経歴は自分のキャリアの参考にせよ」 第1回俯瞰経営学②

今年度の研究対象はIT企業5つ
IBM,Microsoft,Google,Apple,富士通
そして,5つの班に分かれ,
各班が一つの企業を振り分けられ前期授業かけて研究していく.

僕たちの班はIBMを担当することになった.
その最初の課題が以下である.

◇課題
IT企業の1社を選び,
其の企業のHPおよび関連情報(WEB,新聞記事、雑誌記事、書籍・・)より下記を確認する.

1.企業価値
価値観は企業の魂である。ex 人類への貢献を通じ利益を得る.

2.企業目的
企業の存続理由 ex 世界中の生活水準を高める.

3.目指すべき未来。ex ここで働きたいという企業になる.

4.経営者(CEO以下役員)の経歴

上記を当該企業のアナリストとして投資家に説明する.
このなかで,今回の課題で一番重要だったのが

4.経営者(CEO以下役員)の経歴

企業の役員の経歴について調査すること.
これには大切な意味がある.
「自分たちの今後のキャリアに参考にできる」
ということだ.

僕たちの調査したIBMの役員は,
多くがアジアに勤務していた経歴をもつ.
それより,IBMが今後アジア市場の成長を視野に入れた戦略をもっており,
そのために今後のキャリアのためにアジアで経験をつませていたことがわかる.

・そのほかメモ
① 質問・回答は簡潔にすること.
② 人間は質問があると,はじめて考える.
③ 最初と最後のフレーズは決めておくとよい.

2010年5月22日土曜日

「経営者がもつべきものとは」 第4回アントプレナー道場 音成洋介社長(株式会社ハウテレビジョン)

前回に続いて東大発ベンチャー
株式会社ハウテレビジョン音成洋介氏
の講演があった.

まだ起業し始めたばかりだが,
「経営者がもつべきもの」
「起業に必要なスキル」

についてのポイントをまとめて下さったので,
それを紹介する.

◇4つ「経営者がもつべきもの」
・高いビジョン
世界一になれると強く思うこと

・頼る力
自分ひとりでは何でもできないことを痛感する
とにかくまわりに何でも聞いて,事業に巻き込んでいく

・しぶとさ
何度NOと言われようと食い下がる

・体力
土日祝日も睡眠以外で働けるか

◇1つ「起業に必要なスキル」「ありません」

なぜなら,
「細かいところは専門家に任せればよい」
ただ,財務会計・経営の必要最低限知識は,
専門家とコミュニケーションをとるうえで,
「言語として必ず身に着けるべき」
ということだ.


2010年5月19日水曜日

「できない理由ばかりあげる日本人」 第3回アントプレナー道場③ 出雲充社長(株式会社ユーグレナ)

「日本とアメリカ.どちらか企業しやすいか?」
この課題に対して,
アメリカ人はアメリカの方が起業しやすい理由を
100コあげる人もいるらしい.

その一方で日本人はどうだろうか.

日本がダメな理由を羅列し,
結論でアメリカが起業しやすいという.

「できる理由ばかりあげるアメリカ人」
「できない理由ばかりあげる日本人」


仲間で議論するとき,人に意見を言うとき,

これがダメ
あれがダメ


という前に,それを一度飲み込んで,
「同じ個数それが良いということを考える」こと.

もし同じ個数が思いつかないなら,
ダメという意見を言ってはならない.

あなたは,すぐにできない理由ばかり羅列してないか?

2010年5月18日火曜日

「今僕たちが生きる時代とは…」 イノベーションケーススタディ④

「グローバル超競争と日本経済の課題」と題して,
ATカーニー日本法人代表の梅澤高明氏の講演があった.

「なぜ日本の幸福度が少ないのか?」
理由とし2つ考えられる.

①希望を見失っている
②自己実現できていない


今の時代は不況だったりで,
ネガティブなニュースを毎日に耳にするかもしれない.

そんなとき,つい悪口を言ったりしてはないだろうか.
「悪口いうには,簡単だ.でも,それではなにも変わらない.」
いまの日本が再成長するには日本人・日本企業の自己革新を起こすしかない.
そして自己革新とは,うまり内側に風穴から開けるということだ。

内側から風穴を開ける方法として,
僕は今の若い世代の活躍にかかっていると思う.
今,僕たちが生きる時代はちょうど変化の時代だ.

つまり僕たちの考え方次第で,
変化をいくらだって起こすことができる時代に生まれたともいえる,
なら,すごくいいタイミングに今僕たちはいるのではないだろうか.

講演の最後に
「これから君たちに期待している.」
と述べてくださったこの言葉を大事にしたいと思う.

2010年5月15日土曜日

「まずは目標を設定,SWOT分析」 第1回松島俯瞰経営塾①

課題
日本のSWOT分析をせよ.

SWOT分析
=Strength Weakness Opportunity Threat


の四つに分類・整理し、マトリクス表にまとめる.
このようにすることで,
問題点の整理・共有化がしやすくなる.

しかし,例えば今回の課題でいきなり
「ブレーンストーミングし,その結果をSWOTに埋めていく」

これは一番やってはいけないことである.

また,いきなり
「日本のSWOT分析をする」
も同様にNG.なぜか?

まず,SWOT分析を使うときに前提になるのが,
「目標を設定すること」

たとえば,日本のSWOT分析をする際に,
いきなり日本のSWOTを行うのではなく,
「一人あたりの生産性をあげる」
といった目標を達成するためのSWOT分析を行うのである.

日本の人口の縮小は一見Threatにしたくなるが,
一人あたりの生産性をあげること目標とした場合,
日本人口の縮小はOpportunityになる.
このように目標設定をどのように定めるかは,よく考える必要がある.

また,SWOT分析は認識によって変わってくるため,
ある程度の社会に関する情報量がないとダメである.
つまり普段からの情報インプットが欠かせないのだ.

使いこなすのはなかなか難しいが,
SWOT分析
=頭が整理できるいい分析手法
なので,ぜひ身に着けておきたい.

2010年5月14日金曜日

「100人中成功する2人になるためには」 第3回アントプレナー道場② 出雲充社長(株式会社ユーグレナ)

「企業で成功するのは100人中2人だけ」
でも必ず成功することができる方法があると言う.
それは2つある.

1つ目
「1万時間やる」
ことである.

しかし,
「100人中98人が1万時間やる前に諦めてしまう」のだ.

1万時間を2,5,10年でやるには
2年:10,000h / 2yrs × 365day = 13.7h/day
5年:10,000h / 5yrs × 365day = 5.4h/day
10年:10,000h / 10yrs × 365day = 2.7h/day

つまり
毎日2.7時間!!
やって,
10年後にやっとその分野で成功することができるということになる.
それくらいやらなければ,成功はできない.

2つ目
「ナンバーワンを目指す」
ことである.

日本一の山は?
日本一の湖は?
日本一の川は?


おそらく誰でも答えられる.

では,
日本二の山は?
日本二の湖は?
日本二の川は?


…。
二番は誰も知らないことが多い.

だから,本当にその分野で一番になりたいか?
もし思ってもないなら,
少なくともアントレプレナーはやめたほうがいいということだ.

2010年5月12日水曜日

「情熱と希望とミドリムシ」 第3回アントプレナー道場① 出雲充社長(株式会社ユーグレナ)

「ミドリムシが世界を救う」を題して,株式会社ユーグレナの出雲充社長の講演があった.

ユーグレナ(和名:ミドリムシ)とは、微生物(微細藻類)の学名である.

簡単に言うとこの会社はミドリムシが
人間が生活するのに必要な栄養素のほぼ全てをバランス良く含んでいることに着目し,
ミドリムシに関する研究・開発・製造・販売を展開しているのである.

しかも,このミドリムシを使って,
■食糧問題の解決
■地球温暖化に歯止め
■宇宙食としての可能性


の実現を目指していると言うからすごい.

世の中の問題に向き合って,解決しようと働いている人って,
ものすごく輝いてみえる.

公演中も出雲さんの熱い想いが伝わってきた.
もちろんここに至るまで,
果てしない努力と苦労があったと思うが,
「夢と情熱のある人に人は惹きつけられる」
自分が出雲さんと同じ年になる8年後,
夢と情熱をもって周りに語り,働いていたいと思う.


株式会社ユーグレナ
http://www.euglena.jp/

2010年5月11日火曜日

「自己紹介の作文を書いたことはあるか?」 第1回松島ゼミ2010俯瞰経営学③

授業の最後に今年度の受講生による1分間の自己紹介自己紹介があった.
あらかじめ課題として,
自己紹介を400字で作文してくるようにと言われていたので,
みな比較的にしゃべれてはいた.

しかし,本当に作文してきたのか?考えてきたのか?練習してきたいのか?
そもそも,
「なぜ自己紹介が大切か,わかっているのか?」


先生から厳しい指摘があった.

「なぜ自己紹介が大切か」
自己紹介は自分をアピールできる唯一といっていいチャンスなのである.

なのに,多くの人は
「さらっと流して終わらせてしまう」
これは非常にもったいないことである.

相手に自分のことをわかってもらいたくはないのか?
「自分の魅力を知ってもらう,好きになってもらう」
そのために自己紹介があるのだ.

では,いい自己紹介をするにはどうすればいいのか.
それは,
「自己紹介の作文をしてくる」
自己紹介を作文してくる理由には二つある.


①アピールできる余裕をもつため
「作文しながら話す」のはとても難しいことだ.
作文に集中していると,ジェスチャー,しゃべり方,姿勢に集中できない
したがってはじめから作文を書き,準備することによって,
気持ちに余裕ができ,ジェスチャー,しゃべり方,姿勢に集中ができ,
よいより自己紹介になるのである.

聞くときは,作業が分離できない.
しかし,話すときは作業が分離できるのである.

②頭脳処理中「えー」の回避
多くの人が「えー」とついつい言ってしまう.

「えー」は絶対言わないこと.
特に自己紹介では,印象も悪い上に,
頭で作文をしていることを周りに明らかにしている.
これを避けるためには作文してくるしかない.

「自己紹介は将来,何千回もやることになる」

更新がもちろんする必要があるが,
そんなに変わるわけではないはずだ.
だからこそ,一度時間をかけて自己紹介の作文をし,
準備すべきなのではないか.

「日本がかかえる2つの課題」 第1回松島ゼミ2010俯瞰経営学②

日本の課題はなんだろうか.
授業では2つあげられた.

まず一つあげられるのが,
「時代に同期できていない」
ことである.

たとえば,今の時代は情報革命の時代であり,
当然情報革命についていかなければならない.
しかし,会社によってはいまだに旧型のパソコンなどを使用し,
その処理能力の遅さに多くのタイムロスしていたりする.

またもう一つに
「出来ることすら出来てない」

変われない,出来ない
などを理由を語るのが習慣になっている人があまりにも多いという.

特に日本人に多くみられるのが,
「先回り心配性ウィルス」これを抑える必要がある.

その対処法として,先生が実施していたいのが
「「NO」と言わない.言ったら罰金1000円」ということだ.
こうでもしないとみなすぐにNOと言ってしまう.

あなたは,最新のITについていっていますか.
ついNOとすぐに言ってしまってないだろうか.

2010年5月10日月曜日

「TMI名物授業,俯瞰経営学復活」 Intro松島ゼミ2010俯瞰経営ゼミ

「俯瞰経営学」がはじまった.

この俯瞰経営学は,TMIで最も有名と言ってよく,
多くのTMIの先輩方は
「この授業があってこそのTMIである」など,
名物授業と言われていた.

しかし,残念ながら担当教員の松島先生が退官されたことにより,
2年前を最後に終了してしまったのだ.
すでに終了していたことは先輩方の過去のブログからわかっていたため,
ものすごく残念に思っていた.

だが,僕たちの一つ上の先輩の熱意により,
去年から松島先生に再び大学に来ていただき,
自主的な形式で授業が復活したのである.

ただし,授業ではないので単位はもらえない.
また後期に「俯瞰経営学」という名の別の教員による授業があるので,

名称は
「松島俯瞰経営塾」ということになっている.

まさか名物授業である「俯瞰経営」を受けることができるとは,
思ってもいなかったので,ものすごく嬉しい.

その一方で,過去に受講していた先輩方に共通して聞くのが,
「TMIで一番大変であり,辛い授業である」
ということ.

毎週,担当企業分析のプレゼンをグループで行い,
最後にその日に一番よかった班にみんなで投票し,順位をつける.

過去はそれで授業の成績がついていたのだが,
今は単位にならない.
したがって,前期の最後に集計結果で一番投票が多かった班は,
先生とのご食事が一回できるということである.

いったいどのような授業が展開されるのか,
課題が多くて大変かもしれないが,
この名物授業からできるだけ多くのことを学びたいと思う.

2010年5月9日日曜日

「遅刻をする=損をする」 第2回アントプレナーシップ論

さっそく,今後一緒になるチームが発表された.
結果,僕は1班になった.
班のメンバー僕入れて6名

早稲田商学部3年
東大農学部3年
東大修士課程知能機械情報学専攻1年
東大修士課程技術経営戦略学専攻1年
東大修士課程化学専攻2年
東大博士課程応用生命化学専攻3年

6人中5名が東大の理系男.
班分けの際に,比較的集まりやすいように,
大学が同じ人同士が一緒になるようにした結果,
このようになったといわれた.
他にも,教育班や光触媒班など.
全部で大きく5つの班に分かれた.

しかし,例年班が崩壊したり,消滅したり,分裂する
と言われているし,
なぜか,ぜひそうなってもらいたいと言われた.
そういった問題を乗り越えた班こそ,
真のアントプレナーになれる人材なのかもしれない.

果たして,三か月後には,
どのような班による,
どのような発表が
行われるのだろうか.

どのような事業をするか決まっていない僕たちの班も,
同じメンバーで三か月間,
優勝を目指して頑張っていきたいと思う.


さて,基本的に自由なアントレナーシップ論だが,
とにかく
「遅刻」
に対して厳しい.

社会人にとって遅刻は論外なことなので,
そういった社会の厳しさを取り込んでいるのかもしれない.
それに加え,多くの班が卒業してきたなかで,
遅刻が多い班は解散に至る場合が多いということなのかもしれない.

では,みんなが悩む「遅刻」
どうすれば無くすことができるのか.


まず遅刻をする最も多い原因が,
「自分がいなくてもいいと思うこと」
であるという.

つまり遅刻をなくすには,
「自分がいなくてはならないことをやる」
でのある.

でも,これは「欠席」を無くす処方としては適切であり,
遅刻にはあまり当てはまらないと思う.

結局,
「遅刻する人」=「無責任な人」

せっかくある時間に待ち合わせをするのに,
自分の悪い印象が相手に残る.
それに加え,自分もイライラや気遣いなどで疲れる.
(全くそう思わない人もいるが…)

つまり遅刻は損だけなのである.
最近,MTGにギリギリだったり,5分遅刻で到着する自分がいる.
もっと余裕をもって行動しなくては.

2010年5月7日金曜日

「完結したプレゼンにするための"So What?"」 第3回イノベーションケーススタディ

今回は課題として,
これから日本企業が直面する不連続な変化を1つ選び

① どこが不連続か(証明)
② なぜその変化に着目したのか(視座)
③ どの産業がどのようなインパクトを受けるのか(推論)

の発表が各班によって行われた.

選ばれたテーマは,
携帯におけるSIMロック解除,移民問題,電気自動車,次世代プラスチック,藻油
と多様であり,興味深いものが多かった.

今回みたいなテーマは,intangibleなものであるが.
コンサルティングでも,
こういったintangibleなテーマは
どのように終わらせるかが一番難しいということだ.

つまり,

「どうやって終わらせるか?」
には注意する必要があるという.

今回,評価が高かった班に共通していたのは,
プレゼンが完結していたことだった.
このように完結したプレゼンにするには,

"So What?"

という問いかけを必ず行うことが重要であるということだ.
今後プレゼンを作成するときは,

"So What?"の問いかけを大切にしたいと思う.

「ありえない講座アントプレナーシップ論」 第1回アントプレナーシップ論

☑ 日本からもヤフーやグーグルを出したい人
☑ 自分でビジネスプランを作ってみたい人
☑ チームワークやビジネススキルを基礎から学びたい人
☑ ベンチャー社長から課題をもらって刺激を受けたい人
☑ 社会に変革をもたらしたい人

そんなことが書いてある学内のポスターに出会った.

セミナー名は
『アントレプレナーシップ論オープンスクール』である.

「理系大学院生向け」
「企業訪問」
「社長との直の対話」
「若手社会人の手厚い支援」

など

しかも,無料!
「あり得ない!」

ここまでいいこと尽くしで,若干怪しい団体では?
とは思ったものの,
最後になるかもしれない学生生活で,
TMIにおける学内活動も大事だが,
学外活動も大事にしていきたいと思っていたところだったし,
どんな人がこんな熱いセミナーに集まってくるのかな.
って思うと参加したくなった.

次回にはさっそく班分けされ,
新しいメンバーとビジネスプランを三か月かけて,
作っていくことになる.
ここで学んだこと,出来事なども,今後書いていきたいと思う.

そんな「ありえない講座」
とは,いったいどんな講座になるのだろうか.楽しみだ.

講座についての詳細は
http://www.openschooljapan.org/

2010年4月23日金曜日

「自らが勝ち馬になれ」 第1回アントプレナー道場

水越 豊氏(ボストン コンサルティング グループ:BCG 日本代表)
を講演者として迎えた.


いままで日本は右肩上がりの成長だった.
国・企業・従業員がお互いにWin-winの関係であり,
幸せのトライアングを作っていた時代.
しかし,この関係は壊れてしまった.
そして,もうこのような時代がくることはない.
少なくとも昔のように大前提になることは考えにくいという.
なぜなら日本の人口が縮小していて,
世界的にみて魅力的なマーケットでなくなってきているからだ.
 こんな時代なのに,今の若い人は意外にメンタイリティが弱い.
みな昔と同じように

「勝ち馬に乗る」

という発想でいる.
つまり,いまどの企業が一番人気か?どの企業が一番安全か?
 どこが勝ち馬か探し,乗ろうとしている。
しかし,このような発想は今の時代ではもう通用しない.
では,どうするか?

「自らが勝ち馬になる」
のである.

自分が勝ち馬でいられるように,
日頃から問題意識を持ち,
自分を磨くのである.

BCGの日本代表として,
数多くのトップ頭脳をもつ部下を管理するのに,

① どの社員からも学びたいと思っている
② 自分がスゴ技を見せられるように,プレッシャーをもつこと



を心掛けているとのことだ.
あなたは現在,
「勝ち馬に乗ろうとしていませんか?」

2010年4月22日木曜日

「学生発ベンチャーが日本を元気にする?」 第1回アントプレナー道場

スタンフォード大学の収入の3割は
基金など投資収入である.

その額は
2009年は$700万

この額の多くは学生発ベンチャーからの寄付であるという.
つまり,お世話になった母校スタンフォード大学に対する感謝の想いなのだ.

そして,大学の収入となったこの資金は再び学生発ベンチャーの育成に使われる.
このサイクルによってより多くの学生発ベンチーが育っていくということである.
スタンフォードからはGoogle,Yahoo,eBayなど,
今の世界を大きく動かす会社になった学生発ベンチャーが多い.
今,東大はこれと同じような仕組みを作ろうとしている.
少しずつ東大発ベンチャーもできているらしく,

また東京大学付属のベンチャーキャピタル・ファンドも設立している.
まだまだ道のりは遠いが,
事業化産学連携本部の各務さんのこの仕組みを実現化することに対しての想いは,
本当に熱いものであった.
「学生発ベンチャーが日本を元気にする」
時代が近いうちにくるのかもしれない.

さて,東大がやろうとしている起業・大学発ベンチャー支援.
その一つとして学生起業家育成プログラムの
「東京大学アントプレナー道場」
公式ホームページはこちらがある.

これは,半年間通してのビジネスプラン・コンテストを目指す教育プログラムで,
今年2010年度で6期目を迎える.

「ビジネスはアウトプットしないと身に付かない」

授業とはまた一味違うこの道場にも参加するつもりだ.
今後,その紹介もできればいいと思う.

2010年4月18日日曜日

「これからはビジネスだけでなくデザインも必要な時代」 春のシンポジウム Aalto大学×東京大学i.school

東京大学では去年の9月から新たな試みとして,
「イノベーションの学校」東京大学i.school
をはじめたということだ.

画期的な価値を生み出す新しい変化,
つまり「イノベーション」を起こす人材を育成し,世に送り出すこと.
年に数回行われるワークショッププロジェクトによって,
学生にイノベーション教育していこうということみたいだ.

その最初のシンポジウム

春のシンポジウム Aalto大学×東京大学i.school
デザインとイノベーションを、「かけ算」で学ぶ。


に早速いってきた.(4月10日)
スピーカー:Perter McGrory,紺野登,堀井秀之
僕の理解では,これからは

Art
Business
Technology

の3つの分野が融合することによって,
新たなイノベーションが生まれることになる.

また,イノベーションが起こせない会社
=しばりが多い会社(日本に多い)

特に,28歳まで意見が言えない企業では,
イノベーションは起こらないという.

こうした企業は今後新たなプラットフォームで,
学生と一緒にプロジェクトをやり,イノベーションを起こしていく.
ということなのかな.


どうしたらイノベーションが生まれる環境ができるのか.
デザインとイノベーションの関係について,学びについて.
僕はよく理解ができなかった.

ワークショップに参加してみるのがベストだと思う.

東京大学i.schoolのそもそもの話しのもとは,
スタンフォードが行っているd.schoolのように,
異領域の人達が集まることで,イノベーションを引き起こしていこう.
ということなのか.

このd.schoolでは,特に将来経営者を志望している学生が多く学んでいるとか.

「今後はMBAのようなビジナススキルだけでなく,
デザインスキルも持たなければ,
時代を変えるイノベーションは起こせないのかもしれない.」


そういえば,早稲田も今年から大学院に「経営デザイン」という名の専攻を作った.
これからの時代の流れとして

「デザイン」と「イノベーション」
がキーワードになってくるのかもしれない.